消防署からホイリゲへ「Feuerwehr Wagner 」で本格的なホイリゲ体験

ウィーンの喧騒を離れ、ウィーンの19区にある地域、Grenzing(グレンツィング)には多くのホイリゲがあることで有名です。その中の一つに住宅街に佇む「Feuerwehr Wagner」が存在します。かつての消防署を改装したこの場所で、消防署時代の名残りがそこかしこに残る独特の空間が広がり、訪れる人を魅了します😊

<入口は奇麗な邸宅のよう>


ホイリゲとは

ホイリゲとは、オーストリア特有のワイン居酒屋で、名称は、「今年の」を意味するドイツ語「heurig」に由来します。これは、その年に収穫されたばかりの新酒を指す言葉です。時代と共に、この言葉は新酒を提供する場所自体をも指すようになり、今日のホイリゲ文化が形成されていきました。

伝統的なホイリゲは、ワイン生産者が自宅や庭を開放して営む季節限定の店。長テーブルを囲んで他の客と同席し、家庭的な雰囲気の中で地元の人々と交流できるのが魅力です。


Feuerwehr Wagner

近年は観光産業の影響で通年営業の洗練されたホイリゲも増えていますが、Feuerwehr Wagnerは伝統と革新のバランスを絶妙に保っています。

<敷地は広く、木のテーブルが緑の間に並びます>


メニューは、ウィーンの伝統を大切にしながら、季節の彩りを巧みに取り入れた品の数々。厳選されたワインの数々も楽しみの一つです。

<パンの粉のお団子と豚ばら肉とザワークラウト>

<ほうれん草とカッテージチーズのパイ包み>

<ポテトサラダ+ウド的なものがはいったマヨサラダ>


オーダーの仕方

テーブルに置いてあるメニューから選ぶこともできますし、カウンターで直接注文することもできます。

ワインはein Achtel「アヒテル」(1/8リットル)やein Viertel「フィアテル」(1/4リットル)といった単位で注文する人が多いですが、グラス単位でのオーダーももちろんできます。白ワインと水を混ぜたヴァイサー・シュプリッツァー(Weißer Spritzer)を注文すると、写真のように水とワインがそれぞれ持ってこられ各々好きな割合で混ぜて飲みます。


<注文カウンターは常に人だかり>

<オリーブ、ピクルス、パテの種類は豊富>

<デザートの種類もたくさん😍>

 

晴れた日には、緑豊かな庭園でのアウトドアダイニングがおすすめ。木々に囲まれたこの空間は、まさに都会のオアシス。ゆったりと流れる時間の中で、心身ともにリフレッシュ😎🍃


アクセスは、市の中心部からトラム38番で約30分、Grinzing駅から徒歩5分。本物のウィーンを体験したい方、地元の人々に愛される隠れ家的スポットを探している方には、Feuerwehr Wagnerをお勧めします😚


Weingut Feuerwehr-Wagner

 📍Grinzinger Straße 53, 1190 Wien

ウィーンを訪れた際には、ぜひ訪れてみてください!


Grüß Gott


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コメント

Yuri さんのコメント…
元消防署とは思えないくらい素敵な佇まい!
Frauクラーサ さんの投稿…
Yuri 昔はどんなだっただろうと妄想しちゃう❤️