ウィーンに息づくチェコの歴史と文化
ウィーンとチェコ共和国は、何世紀にもわたって互いの文化が溶け合い、深い絆を育んできました。ハプスブルク帝国の時代には、ウィーンにはチェコからの移住者が多く、20世紀初めには世界で二番目にチェコ語を話す人が多い都市だったそうです。今でも街のあちこちに、チェコの息吹が感じられます。
実は私、チェコ料理を本格的に味わうのはウィーンが初めてでした。若いころにチェスキークルムロフを旅した際、観光客向けのレストランで食事をしたのですが、正直あまり良い思い出にはなりませんでした。そんな私のチェコ料理の印象が、ヨーゼフシュタット地区にある「Zur Böhmischen Kuchl」との出会いで一変。伝統の味に触れながら、ウィーンの奥深い歴史も感じることができ、心に残るひとときとなりました。
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| ▲お店の外観:お天気が良い日にはテラス席にも多くの客 |
「Zur Böhmischen Kuchl」の料理は、ケルトやスラブの伝統を受け継ぎながら、ヨーロッパ各地の文化の影響も取り入れて進化してきたそうです。中世のカール4世やルドルフ2世の時代、ボヘミアはヨーロッパの中心地だったため、その豊かな歴史が料理にもぎゅっと詰まっています。
店内では、昔ながらのボヘミア料理はもちろん、オーストリアやモラヴィアのワイン、本場チェコのビールも楽しめます。ウィーンにいながら、まるでチェコを旅しているような気分になれる、そんな素敵な場所です。
ボヘミア料理の魅力は、代々受け継がれてきた伝統のレシピと、丁寧で心のこもった調理にあると思います。素朴だけど奥深い味わいは、家庭料理として大切にされてきた理由がよくわかりました。
お手頃価格で楽しむ本格チェコ料理
私たちが今回いただいたのは、日替わりメニューから。スープ(かサラダ)とメインで13,90€と、お値段もとても良心的で、お料理は素材の良さと丁寧な調理が感じられるおいしさでした。
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| ▲日替わりメニュー |
Tagessuppe(日替わりメニュー):Karfiolcremesuppeカリフラワーのクリームスープ
ドリンクもぜひ試してほしいポイントです。チェコならではのビールや、モラヴィア産のワイン、プラムの蒸留酒スリヴォヴィッツ、カールスバードのハーブリキュール「Becherovka」など、ボヘミアの味がそろっています。
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| ▲Kozel(コゼル):チェコを代表する有名なビールブランド |
家族の温もりに包まれる、特別なひととき
「Zur Böhmischen Kuchl」では、料理はただの食事ではなく、家族や友人と過ごす大切な時間の中心なんだそうです。チェコでは、料理の腕前がパートナー選びの基準になるくらい、食卓を囲むことが人生の中でとても大切にされているとのこと!店内には常連さんも多くて、帰り際に「また来週!」と声をかけ合う姿も見かけました。そんな家庭的な温かさがあふれる雰囲気です。
ロケーション
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ウィーンの真ん中で、チェコの伝統料理と文化を体験できる「Zur Böhmischen Kuchl」。歴史と文化が交差するこの街で、ボヘミアの味と家族の温もりに触れてみてはいかがでしょうか。きっと、ウィーンとチェコの深い絆を感じる特別なひとときになると思います。次の旅の思い出に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
Grüß Gott❤











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