ブドウ畑に眠る秘宝 アイゼンベルクの「Kellerstöckl(ケラーシュテックル)」探訪

アイゼンベルクのケラーシュテックルで過ごす贅沢な一時

オーストリア南東部のブルゲンラント州に位置するアイゼンベルク地域には、「Kellerstöckl(ケラーシュテックル)」と呼ばれるなんとも可愛らしい小さな家屋が点在しています。今回はこの「ケラーシュテックル」の宿泊体験についてご紹介します。


ケラーシュテックルは、主にワイン生産者が使用する伝統的な建物です。通常、地下にワインセラーがあり、地上階には小さな居住スペースが設けられています。これらの建物は、かつてはブドウ畑での作業時の休憩所や、収穫期の一時的な住まいとして使用されていました。


ケラーシュテックルの特徴は、建築様式、機能性、そして周囲の景観との調和にあります。多くのケラーシュテックルは19世紀から20世紀初頭にかけて建てられ、アイゼンベルク地域の伝統的な建築様式を色濃く反映しています。これらの建物は、ワインの保管場所としての役割と、ワイン生産者の短期滞在施設という二つの重要な機能を兼ね備えています。さらに、緑豊かなブドウ畑の中に点在するケラーシュテックルは、アイゼンベルクの美しい田園風景と溶け合い、この地域の魅力的な景観の重要な一部を形成しています。


予約方法

一般的な宿泊サイトでも多少取り扱いはあるようですが、私たちは地域の公式ウェブサイトを通じて直接予約することを選びました。このサイトには、多様なケラーシュテックルの詳細情報が掲載されており、部屋数、広さ、設備、料金などを一目で確認できます。

予約プロセスはシンプルで、各物件の管理者の連絡先(メールアドレスや電話番号)が明記されています。ここを通じて直接コミュニケーションを取り、空き状況を確認した上で予約を完了しました。


Huber-Häusl Hofzimmer

今回宿泊したのはHuber-Häusl Hofzimmerという名前のケラーシュテックル。ここでの体験は、まさにアイゼンベルクの温かいおもてなしを象徴するものでした。管理人は、ケラーシュテックルが点在するブドウ畑のふもとに住む温厚なおばあさん。鍵を受け取りに伺うと、彼女は自家製の赤ワインで私たちを歓迎してくれました。しばしの歓談の後、彼女自ら私たちをケラーシュテックルまで案内してくださいました。この心温まる出迎えは、滞在をより特別なものにしてくれました。

<Huber-Häusl Hofzimmerの外観>

<こじんまりと居心地の良いリビングには暖炉と大きな窓>

<窓からは見渡す限りのブドウ畑>

<バラの花やリンゴの木が植わっている素敵な裏庭>

地元のワイン生産者との温かい交流、小鳥のさえずり、静寂に包まれた夜、そして朝日に輝くブドウ畑の景色—これらの経験は、訪れる人の心に深く刻まれることでしょう。

<ブドウ畑を照らす夕日>


アイゼンベルクを訪れる際には、ぜひケラーシュテックルでの宿泊を検討してみてください!癒されること間違いなしです😍🍇


Grüß Gott❤

ポチっと応援してもらえると嬉しいです↓
にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ




コメント

kay さんの投稿…
ホテルではなくこの様な心地よい宿を泊まり歩くゆっくりな旅をしてみたいですね👍
Yuri さんのコメント…
おとぎ話の世界みたい!