初秋のウィーンで楽しむワインハイキング体験記

ウィーンのワイン畑を巡る

ウィーンは、世界で唯一、広大なブドウ畑を有する首都です。特に19区に位置するGrinzing(グリンツィング)は、ウィーンのワイン産地の一つとして知られ、ワイン文化が根付いています。


ブドウ栽培の歴史と「Heuriger(ホイリゲ)」

ブドウ栽培の歴史は数世紀にわたり、皇帝ヨーゼフ2世の治世の時代、1789年にウィーンのブドウ農家に自家製ワインを小売・提供する許可を与えたことが「Heuriger(ホイリゲ)」というワイン居酒屋の形式が発展するきっかけとなり、ワイン生産者たちはその年の自家製の新酒をホイリゲで販売するようになりました。グリンツィングはヨーゼフ2世統治下からホイリゲが多く存在する地域として広く知られるようになったそうです。

グリンツィングに広がる葡萄畑>


ワインハイキングの魅力

秋の収穫の季節が訪れると、ウィーンの人々は夏の終わりを楽しむためにブドウ畑へと足を運びます。グリンツィング周辺のワインハイキングは、美しい景色とともに地元のワインを楽しむことができ、多くの観光客や地元の人々に愛されています。私はというと、健康的なアクティビティと合わせて大好きなワインも堪能出来るなんて、素敵~!とハマっております😅

<ハイキング途中の風景>

ワインハイキングは、ワイン畑を巡る5.5kmほどのコースで、Grinzing(グリンツィング)とNussdorf(ヌスドルフ)という二つの有名なウィーンのワインの町を結ぶエリアが人気です。街なかからNußberg(ヌスベルク山)へ向かう道があり、ブドウ畑を巡るのに最適で、何度歩いてもその美しさに心を奪われます💘

ヌスベルクに到達すると、左手にドナウタワー、右手にミレニアムタワーを望むウィーンのスカイラインが目に飛び込んできます。その間にはドナウ島、前景にはワイン畑が広がり、「ゲミシュター・ザッツ」の産地として知られる美しい景色が楽しめます。ウィーンの中でも最も美しい眺めの一つではないでしょうか😍




ホイリゲでのひととき

Nußbergの頂上には、ワインと食事を提供する高品質なホイリゲが複数あり、この素晴らしい景色を、良質なウィーンのワインと共にゆっくり楽しむことをお勧めします。

<季節になると多くの人々で賑わうホイリゲ>
<ワイン畑の中のテーブル席もあり雰囲気は抜群!>

ホイリゲでは、ワインを楽しみながらおつまみに黒パンやピクルス、Kabanossi(ドライソーセージ)などを注文し、テーブルやブドウ畑のピクニックブランケットの上でリラックスできて、これがまさに至福の時😎 


ホイリゲでのオーダーの仕方

オーダーはセルフサービスで、ウッドデッキが並ぶスペースのなかに木の小屋があり、そこで注文できます。ひっきりなしに注文に並ぶ客で溢れかえるので見逃すことはないと思います。
<小屋で飲み物や軽食をオーダー>

キッチンは無いので、本格的な料理はありませんが、ペーストが塗られたパンや乾きものの軽食が用意されています。ホイリゲにより、メニューは多少異なりますが、Grammelschmalzbrot(豚の脂肪を煮詰めて作るラードのペースト)やEierspeisbrot(卵ペースト)、Kürbisaufstrichtbrot(カボチャのペースト)が塗られたパンなどは一般的なメニューとなっています。軽食も、絶景とワインと一緒だととーっても美味しく感じられます😆

<ドライソーセージ、ピクルスやサラダの盛り合わせ>

ウィーン市内からの行き方

市内からD系統の路面電車(トラム) に乗り、ウィーン中心街から30分ほどかけ、終点の「Nußdorf, Beethovengang (ヌスドルフ ベートーベンガング)」で降ります。そこからFriedhof Nußdorfというところまで徒歩5分ほどで行くと、Nußberg(ヌスベルク山)に続く道が見えてきます。
Friedhof Nußdorfから始まる葡萄畑の斜面を登る道

Nußberg(ヌスベルク山)へ向かう道を登っていくと途中ホイリゲが点在しますが、ここで止まらず、見晴らしが一気に開ける高台まで登っていきます。
<ホイリゲを楽しむ人々>
<ぶどう畑沿いを登っていくと見晴らしがだんだん良くなってきます>
<さらに急こう配な畑が続きますが、そこも登っていきます>

坂がシンドイところもありますが、絶景を見て疲れも一気に吹き飛びました~💪😄

ブドウ畑に囲まれたこの地区では、季節ごとに異なる風景を楽しむことができ、特に秋には美しい紅葉が見られます。ウィーンの喧騒から離れ、リラックスした雰囲気を楽しむことができるスポットです。


ゲミシュター・ザッツ

さて、少しワインの話ですが、ウィーンで栽培されるブドウの約80%は白ブドウで、リースリングやグリューナー・ヴェルトリーナーなどの有名な品種が含まれています。

地元の特産品である「ゲミシュター・ザッツ」は、ウィーン近郊などで伝統的に行われる「混植混醸」という製法で造られるワインで、さまざまな白ブドウを混ぜて作られたワインです。今回は「Weingarten Mischpoche」というワイン生産者さんのゲミシュター・ザッツを飲みました。フルーティで力強い味わい🍷!



オーストリアの若者たちにも大人気

思い思いにピクニックを楽しむ若者の姿も多く、ホイリゲは若者たちにも人気を集めているようです。なんとも1980年代には平均年齢が60歳だったのが、最近10年で20代の若者が多く訪れるようになっているとのこと

<ピクニックマットのうえで寛ぐ人々>

<ウィーンの絶景を楽しむカップル>


おわりに

ハイキングの終わりには、Grinzing(グリンツィング)やNussdorf(ヌスドルフ)の街なかで本格料理を提供する多くの「Heuriger(ホイリゲ)」があるので、ウィーンのワイン畑でのハイキングのよく締めくくりに訪れることもできます。

このエリアの街なかのホイリゲに関してはまた別の機会に詳しくご紹介できればと思います!


Grüß Gott❤

ポチっと応援してもらえると嬉しいです↓
にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ

オーストリア(海外生活・情報)ランキング










コメント

Yuri さんのコメント…
ヌスベルク山に向かって登る道の途中のホイリゲで止まってしまって高台まで行けなそう(笑)
Frauクラーサ さんの投稿…
寄り道、みちくさ禁止! 確かに、誘惑の道☺